結婚する目的は？

私は小学生の時に
『人生の目的とは？』 という問いを持ってしまったがために、
社会や周りの言われるままに進学や就職、出世、結婚、出産、育児、
定年退職、老後の生活・・・・という流れにも疑問を持ち続けていました。

結婚適齢期？と言われる時期にもまったく結婚願望はなく、
結婚制度そのものにも疑問すら抱いていました。

ここで大事なのは 『結婚する動機』 が
後々の結婚生活をどう左右するかが決まってくるということ。


私の母から聞いた父親との結婚動機は
「お父さんの職業で選んだの」でした。
父親の人柄でもなく、自分と価値観が合うとかでもなく、
父親の職業が素敵に見えたから、という動機だったのです。

そんな動機で結婚した母の結婚生活はどうなったのか・・・
ご想像にお任せします。


知人にも、若い頃付き合っていた芸術家の男性がいながらも、
将来の経済力を期待して違う男性と結婚した女性がいます。

旦那様は一代で一部上場企業にまで会社を成長させ、お屋敷、高級外車数台・・・

彼女は望みどおりのお金にはまったく困らない生活を手に入れられました。

しかし、
結婚当初から舅、姑の介護に追われ、最終的には旦那様も体調を崩され、
看病生活がずっと続く生活をされ、
彼女の口から出る言葉はいつも、「うらみ・つらみ」ばかり。

「なんで自分だけこんなに辛い目にあうのか」
「なんで自分はこんなに不幸なのか・・・」と。

ありあまるお金とお屋敷があっても、
社会的ステイタスや何をどれだけ持っていても、
人間は不幸を感じるようです。

なぜなら
幸せとは「感じる心」だから。


私は個人的には結婚はしてもしなくてもどちらでもいいと思っています。
今生はしないと決めてきた魂の方もいらっしゃるでしょう。

しかし、もし結婚されたいのであれば、
まず、自分の価値観を知ることから始めてみるのはいかがでしょうか。

そして、その価値観から生まれた夢は
今生では叶わないぐらいの壮大なものであればあるほど、
同じ価値観を持つ異性のパートナーと末永く二人の夢を共有できるでしょう。

もちろん、途中で波長が合わなくなることもあるでしょうし、
その時は離れるのもＯＫだと思います。

とにかく、外見やお金や社会的ステイタスだけを求めての結婚は、
途中でつまらなくなるか、意思疎通ができなくなって淋しい思いをしたり、
生きがいを感じなくなって空虚感に苛まれたり・・・

年をとれば外見も衰えるし、お金も何かの拍子に無くなるかもしれない、
社会的ステイタスだっていつ無くなるかわかりません。

適齢期だから、親が結婚しろと言うから、
周りに格好がつかないから、経済的安定が欲しいから・・・

だけで結婚してしまうのは、
後の何十年という自分と相手の人生がつまらないものになりかねません。

自分は今生、一体何をしに来たのだろう？
自分は何を一番大切に生きて生きたいのだろう？
自分はどんな時に一番幸せを感じるのだろう？

そんな価値観が同じ異性と結ばれたなら、
きっと毎日が幸せなものになるでしょうね。


結婚って　
１＋１＝２　ではなく、１＋１＝∞（無限大）
になるような相手としたいものですね。