真の品性、真の人格、真の気遣い～実るほどに頭を垂れる稲穂かな～

人に信頼されるとは一番の財産かもしれません。

約束をきちんと守る、
自分の都合のいいように誤魔化さない、
相手の好意、気持ちを当たり前のことだと思わないでちゃんと感謝する、


そしてなんと言っても
「お金のやりとり」が一番その人を表しますので、
金銭的なやりとりは何が何でもちゃんとしたほうがいいですね。


私も主人も、これだけはちゃんとしています。

特にこちらから仕事を振るような方は
お金の流れ的に、社会の構図的に
私どもが強者で、相手様が弱者となります。

仕事を振る方、お金を流す側が強者です。

だからこそ、お金はちゃんと期日通りまでに
約束通りのギャラをお支払いしますし、
もしくは、

「今回特別に大変だったでしょうし、
　ギャラ以上の大変さだったでしょう。
　本職以外の分野も頑張ってやってくれた」

と思ったら、気持ちギャラを上乗せしたり、
お食事にお誘いして労をねぎらいます。

すると相手の方も

「いつも対等にちゃんと見ていてくれて、
　気遣いしていただいてありがとうございます！
　今回の仕事も大変学びになりました！
　○○さんとの仕事は本当に気持ちよく出来ます。
　また気持ちよく仕事させていただきます！
　いつでも仕事を振って下さい！最優先でさせて頂きます！」

とこちらへ信頼も深まるし、
仕事のやる気も失うどころかやる気マンマンになって下さいます。

そして凄く良い人間関係が作れ、
共に仕事をした時に最高のパフォーマンスを生み出します。


人を使用人のように、どこかの従業員のように

「やってくれて当たり前」
「お金支払うんだから最善を尽くしてよね」

という感じで接したら一発で関係は崩れますね。

ただ相手の不満、恨みの念だけは大きく育ちますね。

世の中を見渡していると
こういうことをやっている偉い？方って多いです。

そうやって特に社会的立場が上な場合、
お金に関しては何の心配もさせないようにし、
上だからという観点から無理強いは絶対にさせません。

相手の時間や、その他の仕事も考慮し、無理は決して言いません。

相手も自分と同じ人間なのですから当然です。


自分たちが気をつけているからこそ、
お金、人の時間、人の労力を大切に出来ない人に出会うと
残念な気持ちになります。

「次にこんなにたくさんの仕事を振れるかもしれないので
　今回はタダにしてよ、安くしてよ」
「私たちの背後には○○という大きな企業や人物が付いてるから
　ちょっと無理きいてよ」

なんていう“弱者いじめ”は決してしません。

だって、振れるかもしれない仕事、
役立つかもしれない背後のものって絶対ではありません。

２０世紀型の大人たちがよ～く使う技です。

そんな話に乗せられてギャラを安くされるより
「今もらえる、確実な現金」の方が
皆さんだってありがたいでしょ？
ありがたいと言いますが当たり前ですよね。

自分で働いてお金を手にしたことがある方ならば当然の話。

自分の立場、発言権、地位、権力、財産、年齢が上になればなるほど
そういった下への配慮は怠るといけません。

と、私と主人はそういう想いで日々生きており、
皆さんとお付き合いさせていただております。


そんな考えって、親や先生に教えてもらうことでもなく
自分の力で生活して、仕事して稼ぎ、お金のありがたみを実感し、
人の気持ち、立場も理解できる視野、思いやりを身に付け、
人間関係で失敗したり、上から嫌な想いをさせられたりして、

「自分は人にこうされたら嫌な気分になったから、
　私は絶対人にはそうしない！」

と、自分なりの生き方の芯、筋って出来上がってくるでしょ？

２０年も、３０年も生きてくればそれなりに出来てくるでしょ？

親がダメなら反面教師として自分を変える努力するでしょ？


だからこそ、
私どもよりもすべて上の方にその反対のことをされると
「あらら～良くないな～それ」ってなります。

行く先々で立場、発言権、地位、権力、財産、年齢などをかさに
立ち振る舞うのは
知らず、知らずに、人から恨みも買いますしね。

その立場、発言権、地位、権力、財産を自分の手一代で築いた方ならば
人の気持ち、立場、苦労もわかるでしょう･･･

『実るほどに頭を垂れる稲穂かな』